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テレビ拾い聞き vol.012

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BS-TBS SONG TO SOUL #25 ホワイト・クリスマス/ビング・クロスビー

ホワイト・クリスマスヒット背景について、作者のアーヴィング・バーリンをよく知るピアニスト、テリー・ウォルドー氏をが語る永遠のスタンダードが生まれた背景がとても印象深かったのでメモ。

作者はアーヴィング・バーリン。
1940年にこの曲を作り、「生涯最高、人類最高の曲になる」と言った。
歌い手のビング・クロスビーはの反応はいまいちだったが、歌ってみようと。
この曲が使われた映画が公開されて結果的に大ヒット。

この曲の功績は宗教とは離れた世俗的なクリスマス生み出したこと。

作者のアーヴィング・バーリンはユダヤ人で、アメリカの宗教・文化を反映したクリスマスのホリデイ文化には馴染みがなかった。
これを客観的にとらえて表現。
誰もが幸せな風景を表現した、ユダヤ教とは異なるアメリカのクリスマスを描いた。
そしてこの曲は、それまできよしこの夜みたいな当たり前に「厳かな」クリスマスソングを「世俗的なもの」に変えた。

この曲は41年12月にレコーディング。
第二次大戦中、奇しくも日本軍の真珠湾攻撃の後、ドイツと戦い始めた冬にリリースされ流れ始めた。
当時、兵士達が望んでも手に入れられなかった「かつての幸せなクリスマス」を思い描く歌であり、理想のクリスマスへの憧れ、故郷に帰る夢を完璧に表現していた。
このような背景が、ヒットを後押しした。

クリスマスが幸せな文化で在り続ける限り、この歌はツリーのてっぺんにあり続けるだろう、と締めくくられる。

ええ、本当に!幸せなクリスマス万歳!

そんな私も一番好きなクリスマスソングは、もちろんホワイト・クリスマス。

About the author:

中継ぎ投手が好物、ウエスタン観に行きたい。 NPB(日本プロ野球)と洋楽メインストリームとクリスマスが好きです。

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