一行書評vol1

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  • アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫) :小峰 元 著

「ピタゴラス豆畑に死す」以降の作品は全部読んだものの、そういえばデビュー作を読んでいなかったなと思い読みました。30年以上前に書かれた学園ミステリーなのに、さほど時代を感じさせないのは、著者の筆力でしょうか。高校生達の小気味よさ、頭の良さが、村上龍の「希望の国のエクソダス」を彷彿とさせます。

 

  • 同級生 (講談社文庫):東野 圭吾 著

上述「アルキメデスは手を汚さない」のオマージュ的作品。設定はかなり似通っているところがあるものの、あまりこちらの読後感が良くないのは、主人公が余計なことをした印象が強いからでしょうか。東野作品の中では、「レイクサイド」に続き、こちらの作品が苦手となりました。

 

  • Q&A (幻冬舎文庫):恩田 陸 著

恩田陸がミステリーを書くのか、と思い読んだけれど、謎解きとかオチを求めたらいけない作品。ストーリーはとても興味深くて、恐ろしくて、読み進むたびに色んな伏線がつながっていくけれど、つながらない伏線もたくさん残る。「小説」としては非常に面白かったです。

 

 

  • 震度0(朝日新聞社):横山秀夫 著

大震災と時を同じくして県警内部に起こったスキャンダルについて、幹部の思惑が幾重にも絡み合うという警察内部話。いつもの横山作品と異なり、若干読み辛さがあったのは、一人称なうえに主体が10人近くいて、数ページごとに各人目線に切り替わるという構成だったからですが、最後の方は筋に引き込まれました。震災のエピソードはそんなに不可欠なものだったかな?という気も。

 

  • エンジェル(集英社文庫) 石田衣良
主人公はすでに死んでいて、自分がどうやって殺されたかの記憶がないため、それを探るための話。その設定は村上龍の「THE MASK CLUB」と同じですが、ストーリー展開は大きく異なりました。語も終盤にさしかかるころ、B’zの曲「Liar!Liar!」が主人公の「武器」として使用される箇所がこの著者ならではで面白い。

 

 

About the author:

よく飲みよく食べよく遊ぶために生きてます。最近は野球が好きです。

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