【野球選手が行く店】博多もつ鍋 前田屋(福岡市中央区)
2014/04/18博多もつ鍋 前田屋さんは、福岡市中央区にあるもつ鍋屋さんです。 2013年のオープンとまだ新しいお店ですが、店内には福岡ソフトバンクホークスの選手のサインをはじめ、阪神タイガースの鳥谷選手、檜山選手(引退)や、横浜DeN…
「ピタゴラス豆畑に死す」以降の作品は全部読んだものの、そういえばデビュー作を読んでいなかったなと思い読みました。30年以上前に書かれた学園ミステリーなのに、さほど時代を感じさせないのは、著者の筆力でしょうか。高校生達の小気味よさ、頭の良さが、村上龍の「希望の国のエクソダス」を彷彿とさせます。
上述「アルキメデスは手を汚さない」のオマージュ的作品。設定はかなり似通っているところがあるものの、あまりこちらの読後感が良くないのは、主人公が余計なことをした印象が強いからでしょうか。東野作品の中では、「レイクサイド」に続き、こちらの作品が苦手となりました。
恩田陸がミステリーを書くのか、と思い読んだけれど、謎解きとかオチを求めたらいけない作品。ストーリーはとても興味深くて、恐ろしくて、読み進むたびに色んな伏線がつながっていくけれど、つながらない伏線もたくさん残る。「小説」としては非常に面白かったです。
大震災と時を同じくして県警内部に起こったスキャンダルについて、幹部の思惑が幾重にも絡み合うという警察内部話。いつもの横山作品と異なり、若干読み辛さがあったのは、一人称なうえに主体が10人近くいて、数ページごとに各人目線に切り替わるという構成だったからですが、最後の方は筋に引き込まれました。震災のエピソードはそんなに不可欠なものだったかな?という気も。